来年度のある授業の教科書に指定したので、ちゃんと読む。

認知文法のエッセンス

認知文法のエッセンス

・他の著書でも感じたことだけれど、瀬戸賢一氏の文体は独特で、妙に格好いい。「語は、しばしば意味的履歴を伴う。消すことのできない過去のように。」(p.121)とか、思わず「ほぅっ」となる。思わず、「文体的価値」とでも呼ぶべき何かに思いを馳せてしまう。

・認知文法はいまだによくわからないところがいくつもある。この原因が、自分の言語観に合わないからなのか、理解がまだ及んでいないだけなのか。