イギリスから帰ってから、一気に体調を崩した。

9月1日
午前に買い出しに出たあと、午後はただただ寝ていた。夕方あたりからやや喉が痛くなり始める。やや熱も出始める。よくある話。疲れさえとれれば大丈夫と思い、そのまま寝る。

9月2日
昼ごろ起床。尋常ではない喉の痛み。水を飲むのもつらい。ありえない。ここまで悪化するのは想定外だったが、仕方がないので食事を多めにとってバファリンを服用して寝る。夕刻、目が覚める。随分痛みは和らいだように思う。安心して、夕食をとる。やれやれ・・・
・・・と思っていたら、夜になってまたメキメキと痛みが戻ってくる。どういうことだかさっぱり理解できない。わけがわからず、またバファリンを飲んで就寝。

9月3日
痛みはまったく変わらない。水飲むのもつらい。一日寝ていたが、喉の痛みは一日全く一定のまま。苦痛は続く。

9月4日
確信する。これは単なる風邪ではありえない。朝起きて水を飲むとき、痛さのあまり低いうめき声が出てしまった時点で、医者に行くことを心中で決意する。午前10時頃、隣人の学生(本当にいい人)に付き添ってもらって医者へ(あまりに痛くて声がろくに出せなかったので)

大学のキャンパスセンター内の診療所へ。医者の診断は、扁桃腺炎(tonsillitis)であった。海外で医者に世話になったのは生まれて初めてのこと。元気な時なら問題はないのだろうが、何しろ精神的に滅入っているので、言われていることの消化に時間がかかるかかる。間違いがあってはいけないという意識も強く、結局医者には言うことのほとんどを繰り返してもらうことになった(迷惑な患者…おまけに予約なしだし)。痛み止めをもらって帰宅。早速飲めと言われた分を服用すると、家に帰る頃には痛み半分ほどに(もちろん一時的に止めているだけなのだが)。現代医学のすばらしさを久しぶりに猛烈に実感する。

9月5日
「翌朝、痛みが全然取れていなかったら来い」という医者の言葉を思い出し、果たして昨日と比べて痛みはどうか、と思案した結果、やはり改善しているだろうと結論する。しかし、薬は切れたのでキャンパスセンター内の薬局へ。処方箋を渡すと、もらったのは・・・昨日もらったもの+昨日もらったのとは違う薬。
「?」となりながらよく見ると、どうやら昨日もらったのは単なるpainkillerで、もう一つのほうが真打ちだったもよう。(昨日の時点で来ていれば・・・!)昼食後にその新しい薬を服用すると…ウソみたいに順調に回復していった。(それでも、痛みが完全に消えるには更に二日ほど要した。おそるべし、扁桃腺炎)

(以下略)


というわけで一週間を丸々棒に振ってしまった…悲
まあ、気を取り直し、残された時間を大事に使うことにしよう・・・