論文チェック:
Kuroda, S.-Y. (1972) "The Categorical Judgment and the Thetic Judgment," Foundations of Language 9, 153-185.


自分にとって非常に重要度の高い文献になった。
個人的には、Goldsmith and Woisetschalaeger(1982)と似た空気を感じ取った。どちらも非常に哲学的であり、二つの対照的な世界把握の方略をベースにしている(もちろん説明しようとしている現象は違うわけだから、折り合いをつけるのは困難だが)。


しかし冷静に考えるとこの種の二分法は少なくとも言語学の世界では(そして多分どこの世界でも)ポピュラーだなぁと。(Individual-level/stage-levelとか、客観的把握/主観的把握とか、モノ/コトとか、枚挙にいとまがない)