自分の中で、この季節の行事と化しつつある、TOEIC受験をしてきた。

昨年からちょうど一年。まったく同じ会場だった。

違っていたのは、試験の内容。昨年5月から内容が刷新されたからだ。
今までは(なぜか)アメリカ英語一辺倒だったのが、イギリス、カナダ、オーストラリアの英語も導入されたらしいということで、結構楽しみにしていた。


・・・が、


いざ受けてみたら、なんてことはない。前のと大して変わらんじゃないか。
聴いていてアクセントの違いで「え?」と思うことはほとんどなかった。
というわけでリスニングセクションのレベルは大差ないというのが個人的な感想。

Part4が、10のトークに対して一律3つずつの設問があるという形式になって、分量は増えたが、前よりも解きやすくなった。メリットは(1)早めに答えが分かった場合に次の問題の設問をゆっくり読める、(2)リズムが作りやすい、の二点が挙げられるだろうか。

ところで、習熟度の高低を問わず、万人にとってこのPart4は難敵だと思われるのだが、自分の場合を分析してみると、各トークの理解度は大体三つの段階に分けられる。


A:[ほぼ完璧に把握。全部正解確実]
B:[8割がた把握。最初の設問はあやふやだが残りはOK]
C:[半分ほどの理解。全体的にあやふやで、どの設問も選択肢を二つに絞り込める程度]


Aの状態になるには条件が揃っていなければならない。まず、(1)トークが流れる前にすべての設問をざっと把握できていること、そして(2)トークの最初の2センテンスぐらいまでをきっちりと処理できていること。Bはこのどちらかが満たされなかったために生じる。Cはこのどちらも満たされなかった場合に陥る。一度Cにはまると、そのまま次の問題に備えて設問に目を通すことがおろそかになり、連鎖的に次の問題も落とす可能性が高い。まとめると、事前準備と最初の出だしと、ミスを潔く受け入れる心の強さが肝心ということ(・・・何でも同じだな)。


ちなみに、一昔前までは大半がCでAがほとんどないという非常に切ない状態だったが、近年では確実に半分以上はAの手ごたえがあり、Cも克明に記憶に残せる程度に少なくなりつつある(「ああ悔しい!」という感じ)。トークの形態に関して苦手なジャンルの特定もできてきたので、そういう意味でも受験した甲斐があったと思う。


あと、リーディングセクションでも、問題を解くだけでなく、結構いい表現とか、知らなかった言い回しとかに少なからず出会い、勉強になった。(実際のところ、本番こそが一番ためになるのかもしれない。)


・・・というわけで、新TOEICの肩慣らし終了。次回は満点を狙(略)


(そうそう、スピーキング&ライティングの方も受けてみないと。怖いけど・・・汗)