否、僕は数字の計算が「超」がつくほど苦手だっただけで、論理的な思考法そのものは好んでいたかもしれない。
理屈っぽい文章を書いたりするのは大好きだった記憶がある。高校の卒業文集に寄せた文章の冒頭で「…でないとは言い切れない」だか「・・・がまったくないというわけではない」だか、要するにいきなり部分否定で書き出していたのを友人に「出だしから思いっきりmusicienやな!」と笑われたことがある。(余談だが、別の友人は純粋に僕のその文章に感動してくれた・・・懐かしい。今自分で読んだら燃やしたくなるだけなんだろうけれど)

そういえば、文学好きの友人とリレー小説の真似事をしていたこともあった。つまり元々は創作が好きだったはずなんだが・・・いつの間にか言語そのものをメタ的に観察するようになっていった。不思議だ。