ひさびさに外大のH先生のゼミへ。Evans and Green(2006)の講読。FillmoreらのConstruction Grammarを「認知的アプローチではない」とバッサリ行っている。まあ、一理あるけれど、、、じゃあなぜ一方ではすこぶる「認知的」なFrame Semanticsを提唱しているFillmoreがそういう「認知的でない」枠組みをわざわざ作ったのかという背景が見えないぞ、と思った。
Goldberg (2006)の最終章の方がFillmoreたちのパラダイムをきちんと評価していると思った。

まあ、Evans and Green (2006)は教科書だから、こんなツッコミは理不尽なのかもしれないですが。


なんにせよ、教科書だけで分かった気になるのは怖いと思った。