課程博士論文を執筆するためには制度上絶対に書かなければいけない論文(まわりくどい・・・)を書きはじめようと思い、あらためて自分の研究の全てを省みた。
そして冷や汗が出た。

こういうものを書くとなると、自分がどれだけ一つのテーマを深く掘り下げたかもそうだけれど、自分のしている研究はどういう位置づけにあるかを正確に把握できていないといけない。でも僕だけかもしれないがこれは案外普段は忘れがちだ。
僕が取り組んでいるのは緻密な理論とがっぷり四つの研究ではないので(もちろん大きな意味でのスタンスはかなり決まってますが)、特にこの点には敏感でなくてはならないと日ごろから気をつけるようにしている。そしてそのためには、違う立場の論文にも少なくない時間をかけて接しておく必要がある(この重要な事実にようやく気づけたのが一年ほど前だったのが痛いのだが・・・)。
というわけで、バリバリのFunctionalistでありながら、今ではFormal Semanticsの論文でも進んで読んでみたりするようになってます(大抵は半分いかずに討死にだけど・・・泣)。