「あの人、あんじょー足わんなってしもて、えろけけてらんねわ」
↑これを読んで、意味が完全に分かったあなたは凄い。これは田舎に住むmusicienの祖母の発話のサンプルなのですが、ご覧の通り、すごいです・・・
ちなみに、標準的な言葉遣いでinterpretすると、
「あの人、すっかり足を悪くしてしまって、とても苦労なさってるのよ」
という感じでしょうか。
「あんじょう」で「すっかり」というのは、「上手く」の意味の用法がさらに文法化したものと考えればまだ分からないでもないですし、「わんなる」も「わるくなる→わるうなる→わるなる→わんなる」という風に訛っていることが容易に理解できます。
問題は、最後の「けける」でしょう。mucisienは幼少時代祖母に育てられていたため、これらの言葉は限りなくネイティブに近いレベルまで習得しているつもりなので、「苦労する、難儀な思いをする」という意味だというのはほぼ間違いないのですが、一体、この「けける」というのは何がルーツなのか、未だにさっぱり検討もつかないでいます。
何かご存知の方、あるいは独自の説を思いついた方、教えてくださいー