例の事件、処分が決まったようだ。
マテラッツィにも処分がくだったようだ。
不運だったと同情しないでもない。
相手がジダンで、しかもW杯決勝かつ引退試合だったわけで。
フランスからは大規模な猛反発を受けてしまったわけで。


まあ、仕方ないと思う。


この裁定に対して、元イタリア代表のマルディーニという人が
「こんな裁定が下されたのは初めてだ。マテラッツィがイタリアの選手だったから、そして周囲が偉大な王者(ジダン)を正当化したかったから、ただそれだけでこうなったんじゃないのか。でもジダンは誤りを犯したんだ」(MSNより抜粋)
と言ったそうな。


うん、きっとその通りだと思う。ジダンは誤りを犯した。マテラッツィがイタリアの選手という事実は影響しただろうし、多くの人が盲目的にジダンの味方をしたのも事実だろう。

人間、コンテクストを完全に取り去って人を裁くなんて不可能だ。
前科の有無、その人物の人柄、人望などなどの要因が大きく影響する。
それが、人が人を裁くときの現実なんだと思う。


ジダンの伝説は、この事件ぐらいではびくともせず、サッカー史に残るだろう。
マテラッツィは、まだ現役。これから見違えるほど素晴らしいフェアプレーを続ける中で結果を出してゆけばいいんじゃないかと思った。


それはそうとして、人種差別的な内容の発言はなくて(少なくともそう報道されて)よかった・・・。