今日開通したので、折角だからと思い、けいはんな線に乗ってみました♪
お昼前に家を出て、先日の下見どおりのルートで駅までてくてく歩いて行くと、お、いるいる。結構人がいました(とはいってもしれてるけど)。
改札口の横のほうで開通記念グッズとかを販売しています。「これを買う人、いるのか・・・?」と思ってやり過ごし、切符売り場へ向かいました。小さな駅なので券売機は二つだけのようです。
僕が行ったときは両方ふさがっていました。
一方はお婆さん。もう一方は結構若めの男性。
僕は迷うことなく男性の後ろで待ちました。

ところが、です。

この男性、なかなか前を離れません。
何かのカードを一枚買ったはずなのに、もう一度お金を入れてもう一枚買っています。
最初は、誰か友達か家族かの分も一緒に買ってあげているのだと思いましたよ、ええ。そう思いました。
でも、違うんです。買い方が、尋常じゃない。かなりの素早さで、「お札を入れる→ボタンを押す→カードを抜き取る→カードを確認」のサイクルを繰り返しているのです。
僕は、思わず心の中で「Alas!!」と叫びたくなりました。
どうしてもっと早く気がつかなかったのか。
僕は、既に次の人に変わっていた隣の列に移りました。
僕がようやく切符を買えた時、男性はまだ隣の券売機の前を動きませんでした。
ちらっと横目で見たその表情・・・
確信しました。
彼は、その筋の方だったのです。
よく見ると、彼の足元には紙袋がありました。先刻見たグッズ売り場で手に入れたものであることは疑い得ませんでした。

・・・そして、僕は予定の電車を一本逃してしまいました(涙)

待ち時間が10分以上できてしまったので、もう一度改札のところまで戻って、駅長室に向かいました。時刻表をもらっておこうと思ったからです。
そして・・・
僕は「彼」を再び目撃することになったのです。
正確に言うと、彼一人ではなく、同じくらいの情熱と切実さを持った男性がさらに二人ほどいました。彼らの目的は、どうやら何かの券みたいなものを入手することだったようです。
彼らの対処に、複数の駅員が頑張っていました(やや狼狽ぎみでした・・・)

ホームに戻って発車待ちの電車に乗り、座って待っていると、
同じ車両に、また別の方が乗ってこられました。
首からはかなり本格的なカメラが・・・
と思った瞬間、反対側の車線に電車が入るというアナウンスが入りました。
すると彼はバッと立ち上がり、カメラを手に持って出てゆきました。


・・・と、思わぬ社会勉強ができたのでした。
春の日の、けいはんなの思い出。