夜、『ビューティフル・マインド』を観た。明日レンタル屋に返さねばならないので、やむなく観はじめたのだけれど、あれよあれよと一気に引き込まれた。
ラッセル・クロウが『グラディエーター』の時とあまりにイメージが違っていたので驚いた。凄い俳優って、演技の幅が広いんだなぁと、これまた至極当たり前のことを再認識(笑)

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この映画を観て思ったことを少々。
自分自身を受け入れて生きるということは、何にも増して大切なことだし、尊いことだ。
それが病気であれ、変わった性癖であれ、身体的特徴であれ、単なる性格であれ、たいした差はないと思う。
今の自分に納得ができないから自分を変えなければと思うことは重要だが、あまりそれに捕われると、自分自身の、受け入れてしかるべき部分まで受け入れられなくなったりしてしまう。「自己変革」と「自己否定」の境界線を引くのは、案外難しい。
「他にもすることはあるだろう?」と言われた主人公が「数学以外に何があるというんだ??」と言い切るシーンが印象に残った。無意識のうちに「数学」の部分を「言語学」と置き換えている自分がいた(笑)