・・・ということと関係するのかどうかわからないが、最近ドビュッシーをよく聴く。特にピアノ。
モニク・アースの弾くドビュッシーを聴くと、学部の頃を思い出す。「サラバント」には衝撃を受けた。「なるほど、サカモトはこれを吸収したんだな」と思いきり納得できた瞬間がそこにはあった。和音(もちろん分散などしない)の響きを重ねただけで楽曲が出来上がってしまうのだということを学んだのもこの曲。

たとえば仲道郁代の弾く叙情性豊かなドビュッシーも良いけれど、やはりフランス人によるストレートな解釈が好きかもしれない(しかし、「ドビュッシーのストレートな解釈」って、何かオクシモロンっぽいな)。