やれやれ。
頭突き事件の所為でW杯の後味が悪い。
八百長疑惑といい、イタリアのサッカー観への不信感ばかりが募る。
「なんだかんだ言っても手を出したジダンこそが悪い」という論調も多そうだが、
いやいや、多くの人が混乱している。
「ジダンが頭突きをした→マテラッツィの侮辱の言葉は免罪」
という変な論理関係が見て取れる。
実際の発言内容はまだ不明だが、
侮辱的な言葉を発したことは、それだけでれっきとした罪ではないか?
要するに、「どちらも、それぞれに悪い」のだ。
両者が退場という結末が一番フェアなのだったのだろうが、
幸か不幸か、言葉の暴力は審判には見えない。
もし、これを「幸」として、こういう言葉の暴力が戦術の一つに入ってしまうのだとしたら、
やはり僕はサッカーを好きになれない。
・・・でも、
「どんな手を使ってでも欲しいものを手に入れる」
素朴に想像する以上に、こういうスピリットこそが最後には勝ち残る世の中なのかもしれない。
世知辛いもんだ。
・・・と考えてしまう自分の潔癖さが少し疎ましい(汗)