毎年恒例の、新年度ガイダンスに続いての歓迎パーティ。
これがあると、「ああ、また新しい年度が始まったなぁ・・・」と実感する。
そして今年は何ともアンラッキーなことに、院生代表歓迎のスピーチというものをおおせつかったものだからさあ大変・・・。

とか言いつつ、結局は普通にそつなくこなす自分がいた。


実は学部4年生の時も同じようにスピーチした記憶がある。
その時はもっとナーバスになって、もっと要領を得なくて、あまりに人前で思うように話せない自分にもどかしさを感じっぱなしだった。


あれから約5年。ここまで学年が上がってしまうと、悲しいかな変な余裕みたいなものまで出てきてしまって、特に学部生がみんなまるっきり「子ども」に感じられ、「まあ、頑張るのだよ・・・よしよし」と目を細めてしまうぐらいの心持で、ジェスチャーも入れつつ淡々と話してしまった。そして、彼らから見れば、僕は立派な「おっさん」なのだろう・・・

・・・
夜、パーティには出れなかった同僚Oからのメールに、「軽快なトーク、お疲れ様でした」とあった。
「えっ?誰かに聞いたの?!」と送ると、
「いや、何も聞いてないよ。ただ、笑いを誘いつつ喋ってる様子がなんとなく想像できたんで。」

(・・・笑いを「とる」ではなく「誘う」というところにきわめて絶妙な含意がみえたよOくん・・・笑)

・・・
そうそう、今日は、昨年度後期から文学の方の客員教授として来られているアメリカ人の先生とようやく話すことができたのだった。インフォーマントはとても楽しいから喜んで引き受けるよ、と言ってくださった。「君達にとってのresourceになりたいからね」と。
今日一番の収穫だったかもしれない。