「重い」といえば、やはりサカモト音楽も、相対的に言って「重い」ですよね(軽いのもあるにはあるけれど)。特に映画音楽は、とことんまでシリアスな叙情性に満ち溢れたものが多い。たとえば、「ハッピー」ではなく「解脱」、「迷う」ではなく「困惑」、「落ち込む」ではなく「絶望」という感じ。←こんなんでわかりますかね?・・・(^^;

いろいろな考え方があると思うけれど、音楽でも文学でも絵画でもなんでも、「わかりやすい」ものと「小難しい」ものの両方が同じくらい存在している状態が一番自然だと思うわけです。学問でもそうですね。言語の研究する人が全員チョムスキーだったら、絶対に成り立たないはず。平凡なものとそれ以外のものは、常に互いを前提として成り立っている。だから、自信と誇りを持って「凡庸」街道を突き進もうと思う昨今(←なんか違う・・・?笑)