電話で。(※二人の家は二時間分ほど離れている。そして今は真夜中)

女:「ねえ」

男:「ん、なに?」

女:「お腹すいた」
男:「そうか」
女:「何か作って持ってきて〜♪」

男:「えっ・・・」
女:「え、無理なん?なんとか頑張ってよ」
男:「いや、だってもう夜中だし・・・」・・・
この後、女の機嫌はあまりよい方へは向かわない。男は大真面目に現実的な返事をしたからだろう。でもだからといって、「わかった、行くよ。ほれ!」などとあまりに非現実的な乗りかたをしても逆効果。むずかしい・・・

この場合基本的に女は、自分の喜びのために男が相当困難な状況も切り抜けて何かをし続けてくれるかどうか、というその一点を見ているのだ。そんな単純なことなのだが、なかなか男にはしっかり認識できない。なにぶん刹那的に生きているので、きっとそういった「将来性をテストする」みたいな感覚が乏しいのだろう。

(※以上はあくまでmusicienの実体験をベースに書いています。全ての方に当てはまるといった主張をしているわけでは決してありません。)