大学では学園祭が今日から始まったのだが、われらが研究室では学会予行が催されたので、昼前からせっせと出かけた。ところが、バスが微妙に遅かったせいで最寄り駅で電車に目の前で行かれ、次の乗り換え時もあと2秒ぐらいのところでドアを閉められ、と散々な目に遭い、遅刻した・・・
それにしても学会発表の多い年だが、するメンバーは固定している。自分を含めて4人ぐらいが、今年度だけで複数回している。(これがいいことなのか悪いことなのかはわからないが。)

帰りの電車内で、おそらく同じサークルか何かの仲間であろう男女と乗り合わせた。楽しげな会話を聞いているうちに、昔を懐かしく思い出した。

他のところではどうだったか知らないが、僕がいたサークルでは、学園祭といえば、半分ぐらいは男どもの「淡い夢」のための行事だった。知っているだけで、かなりの人数の男が同じサークル内の女の子に気持ちを打ち明け、勝利に喚起したり、敗れ去って打ち上げでヤケ酒をしたりしていたような気がする・・・自分もそんな中の一人だった

不思議な時間だったと思う。将来のことなんて何も気にせず、ただただ、夢見心地に日々を送っていた。